100選めぐり

日本百名山

日本百名山 両神山

「両神山」

 標高1723m。いにしえの昔から信仰の山として名高い「両神山」は、秩父多摩甲斐国立公園の中にあり、秩父山地の北端に位置しています。「イザナギ、イザナミの二神を祀った山」「竜神を祀る山」など、山名の由来には諸説あるものの、その神々しい山容は、いつの世も人々の心をひきつけてやみません。かつては女人禁制ともいわれていましたが、今では多くの登山者が訪れる自然の宝庫。春にはアカヤシオツツジ、秋には紅葉に彩られ、その美しさがさらに際立ちます。

※「日本百名山」は、作家で登山家でもあった深田久弥氏(1903-1971)が、山の「品格・歴史・個性」などの基準を設け選定した日本が誇る100の名峰です。

日本の滝百選

日本の滝百選 丸神の滝

「丸神の滝」

 埼玉県の数ある滝の中でも唯一、「日本の滝百選」に選ばれている丸神の滝。両神山に源を発する小森川支流にある落差約76mの三段の滝は、バリエーション豊かな水の流れを見せ、「豪快」と評するよりも「優美」と表現する方がふさわしいように感じます。静かな森の中、岩肌を流れ落ちる水音を響かせる幽玄の滝は、水量によってもその姿を変え、春の新緑、秋の紅葉、そして冬の凍てついた姿と、四季を通じて私たちの目を楽しませてくれます。

※日本の滝百選は、1990年、環境庁(現・環境省)、林野庁の支援のもとに開かれた「日本の滝選考会」によって選定されました。

日本の名水百選

日本の名水百選 毘沙門水

「毘沙門水」

 白石山(別名・毘沙門山)の麓から湧出する「毘沙門水」は、「平成の名水百選」にも選ばれた名水。カルシウム分とミネラル分が豊富な自然水で、1日の湧出量は約1000トンにも及びます。古くから伝承される「馬上の管粥(もうえのくだげえ)」は、毘沙門水を用いて篠竹45本を入れた粥を炊き上げ、割った竹(管)の様子から、その年の天候や農作物の作柄などを占う神事。毘沙門水はこのような伝統行事にも使われるほか、しっかりと衛生管理がなされ、飲み水や生活用水として多くの人に親しまれています。

※「平成の名水百選」は、昭和60年の「日本の名水百選」に続き、平成20年、環境省によって選定されました。なお、選定された名水百選は飲用に適することを保証するものではありません。

森林浴の森百選

森林浴の森百選 両神国民休養地

「両神国民休養地」

 都心からもそう遠くない小鹿野町に、これだけの豊かな自然が残されているのはとても貴重。「両神国民休養地」は、「森林浴」などの散策が楽しめる身近な森として「森林浴の森百選」に選ばれました。休養地内には福寿草園や花しょうぶ園で知られる「四阿屋山(あずまやさん)」があるほか、埼玉県と中国・山西省の友好を象徴するシンボル施設「神怡舘(しんいかん)」や、温泉のある国民宿舎「両神荘」も整備されています。アクセス環境のよい身近な緑の中、心も体も癒されるには打ってつけの場所です。

※「森林浴の森百選」は、昭和61年、林野庁、緑の文明学会、地球環境財団が共同で選定したものです。

日本の地質百選

日本の地質百選 ようばけ

「ようばけ」

 国指定天然記念物に指定されることとなった「ようばけ」は、奈倉地内を流れる赤平川の右岸に白い岩肌を見せる「がけ」のこと。高さ100m、幅400mにわたる地層の露頭はダイナミックで、周囲の自然とも調和しています。
この「ようばけ」は、今から約1500万年前の「新生代第三紀中新生」のものと考えられ、基盤である第三紀層が赤平川に浸食されて現在のような形になりました。地層の露出状態は全国でも有数の規模で、貴重な自然資源として認められたことから「日本の地質百選」に選ばれています。

※「日本の地質百選」について
「NPO法人地質情報整備・活用機構」と「社団法人全国地質調査協会連合会」の共同発案のもと、地質学的に見た日本の貴重な自然資源120か所が、「日本の地質百選」として一次(2007年)、二次(2009年)にわたって選定されました。